ビバ!キューバ4:WANTEDこのカップル危険につき~中篇
こんにちは、エレガンテです。
キューバへ行ったらどんなホテルに宿泊したいですか。
新市街の最新設備を備えたラグジュアリーホテル?
それとも
旧市街にあるスペイン統治時代の豪邸を改装したホテル?
私は断然、後者に興味があったのでサルサバーを併設している『Florida』という旧市街のホテルに滞在しました。
宿泊者は入場料が無料だから夜な夜な踊りまくりたいサルサ好きには絶対お勧めのホテル♡
Hotel Florida, Havana
ヘミングウェイの常宿として有名な『Ambos Mundos』もすぐ近くにあります。
左手ピンクの建物が、Hotel Ambos Mundos
◆キューバ豆情報◆
日本でもお馴染みになった民泊ですがキューバではカサ・パルティクラルと呼ばれハバナで急増しています。
魅力はお手頃価格と一般庶民の生活を垣間見られる点。
とはいえ、カサ・パルティクラルを利用した娘の話では配給パンがボッソボソ、粗末な食事に「社会主義」を実感したとか・・
さて、前回の続きです。
深夜にハバナに到着した私たちは10時過ぎまで熟睡し、初めて浴びるハバナの太陽に胸躍らせながら街に繰り出しました。
ゴージャスなレストランでランチを頂いた後、片言の英語と日本語で話しかけてくる青年を適当にあしらい、ボトルウォーターもしっかりゲット。
「じゃ、私たちはホテルに戻るから」
「え?ホテルに泊まってるの?もったいないよ。いいところ紹介してあげる。今、キューバではカサ・パル・・」
「いいの、いいの。スペイン統治時代の古い建物に興味があるのよ」
「・・そう。じゃ、お腹すいてない?もうお昼すぎてるし安くて美味しいレストランがそこを曲がった角にあるんだ、こっちこっち」
「今、食事したばかりだから要らない」
「・・そう」
「いろいろ、ありがとね」
「いや、大歓迎だよ。あ、紹介がまだだったね、僕はTito、こちらはLuiza」
「あなたの彼女なの?」
ニヤッと笑ったTitoが、
「ただの遊び相手さ」
そう言ったとたん、それまで一歩下がって物静かに微笑んでいたLuizaが、
いきなりTitoを、
平手打ち!
私たちは飛出た目玉を頭蓋骨に収めながら、
話をよく聞いてみたところ、
二人は夫婦で3歳の子供もいるらしい。
「今、お子さんはどうしてるの?」
「Titoのお母さんが預かってくれているの」
たどたどしい英語で一生懸命説明してくれるLuiza。
「せっかくのデートを邪魔しちゃってごめんなさいね」
「いいの」
小学校の先生をしているというしっかり者のLuizaとチョイ悪風でガキっぽいTito、日本にもいそうな若いカップル。
Tito & Luiza
こうして私たちの警戒心はいよいよ解放されてしまうのでした・・
~結末は後篇につづく~
本日も最後までお読み下さり有難うございました
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